日本の素晴らしさ
人間には知的欲求というものがあります。
新しい知識を得ることによって得られる快感です。
誰しもが知的欲求というものを持っていて、もっと良い方法がないかな、
新しい情報がないかな、何か新しい物を知りたいという欲求があるのです。
そして、学んだことを自動的に出力する機能があると言われています。
たとえば日本語でも英語でも。。。
一度、身につくといちいちどのようにしたら良いのか考えません。
体が自動的に反応していきます。
このように人間は、新しいこと学習して、身につけて、次の学習へ意識を向けていく。
この習慣が出来上がると、次はこれ、次はこれと、どんどん良いものにしていきます。
人間の知的欲求というものは、その人間の本質部分を作っていく訳です。
そして、これらの集合体が会社となります。
200年以上の歴史を持つ老舗企業は、世界41か国で5586社。
そのうち日本は3146社(全体の56%)次はドイツの837社。
だから、日本人の創造を形にしていく、知的欲求はダントツの1位なのです。
別の調査ですが、日本には創業1000年以上の企業が7社。
500年以上が32社。100年以上が5万社以上といわれています。
ところで、なぜ日本にはこれほど老舗企業が多いのでしょうか。
大きな要素は、日本は大陸離れた島国のため、他国の支配を受けることがなかったこと。次に、日本人の勤勉性があげられています。
仕事に手を抜かず、一途に打ち込む国民性です。
そして、社風・ブランド・商品・社員を育て、
それらをいい状態で次の世代に渡すことが美徳とされてきました。
長寿企業に共通しているのは、『家訓』や『理念』がしっかりと受け継がれていること。そして、後継者を育てることを大事にしてきたことです。
だからこそ、何代も続くことができたのです。
それに反して、多くの会社が短命で終わっています。
これらを分析すると、
やはり『確固たる理念がなかった』というところに行き着きます。
私達個人も、理念や志の有無によって、幸せが左右される時代に入ったようです。
その現実が貧富の格差となって姿を現しています。