経済とは、どんな意味なの?
今、アベノミクスなどで、盛んに“経済発展”、“経済ありき”などと叫ばれています。
では、経済とは何なんでしょうか。
経済の言葉は『経世済民』から生まれて来ました。
そうです。経世済民を一言で表した言葉なのです。
“経”と“済”をとって“経済”と呼ぶことにしたそうです。
経世済民 日本でこの言葉が出来たのは200年前です。
この言葉を作ったのは福澤諭吉です。
これは福澤諭吉が海外に行ったときに、ビルや建物、街など、
日本と違う世界を見た時に、これはいったい何と??
現地の人に聞いた時に、その外人はエコノミーっと答えたそうです。
当時の日本には、エコノミーに当たる日本語がなかったのです。
そして、同時にエコノミーで社会が発展するんだと思ったそうです。
エコノミ―をどうやって日本語に訳せば良いのだろうかと、
それ以来、悩み続けたそうです。
これはどう言った意味かと言うと、
“民”を救って世をつぐむ。
人々を助けて世の中を良くしよう。という意味です。
福澤諭吉が見た外国の生活がまさにこれだったのです。
それ以来、“経済”と言う言葉が、まさに長寿企業を表す言葉となったのです。
人を育て、世の中に貢献していく。
人や社会の困りごとを解決して、世の中を良くして。
それがいつしか、徐々に貨幣制度に重きが置かれ、
経済=マネーに置き換わってしまいました。
人を助け世の中を良くする。これが経済の中身です。
本質に準じることが、幸せに成功する原則です。
そして、行き過ぎた物は、振り子の原則と同じように必ず戻ります。
歴史がそれを教えてくれています。
揺れ戻しが、もう始まっている気がします。
原則に則って考え、生きる時代に入ったのかも知れません。