経営とはなに?
経済とは、人を助け世の中を良くすること。これが経済の中身です。
と言うことは、経営者とは“経済を営む者”となります。
ですので、経営者とは、人々を助けて世の中を良くする者。
と言うことになる訳です。
これが経営者の定義です。
経営者とは、ある特定の人だけが使う用語と思われていますが、
そうではないのです。
人々を助けて世の中を良くしていく最小単位は、自分個人です。
まず、自分が自分を経営する。
他の誰かは自分を経営してくれませんよね。
友人も仲間もパートナーもお金も、誰も与えてくれませんし、
与えられても気の合わない人達だったら、とてもじゃないけどやっていけません。
ですから、自分はどうする、何処に行く、誰と行く、何をするなど、
自分を自分で経営しなければなりません。
そして、世の中を良くするためには、一人ではできません。
仲間が必要となります。
志から目的を共有した仲間が集まる場所が会社です。
だから、会社とは、世の中を良くするために、
志を同じにした者が集まり活動するたまり場なのです。
そして、そのたまり場である会社を経営するのも経営者です。
世のため、人のために、
志を一にする仲間と働くことが、
幸せな人生を、豊かな人生を生きる原則となる訳です。
経済とは、どんな意味なの?
今、アベノミクスなどで、盛んに“経済発展”、“経済ありき”などと叫ばれています。
では、経済とは何なんでしょうか。
経済の言葉は『経世済民』から生まれて来ました。
そうです。経世済民を一言で表した言葉なのです。
“経”と“済”をとって“経済”と呼ぶことにしたそうです。
経世済民 日本でこの言葉が出来たのは200年前です。
この言葉を作ったのは福澤諭吉です。
これは福澤諭吉が海外に行ったときに、ビルや建物、街など、
日本と違う世界を見た時に、これはいったい何と??
現地の人に聞いた時に、その外人はエコノミーっと答えたそうです。
当時の日本には、エコノミーに当たる日本語がなかったのです。
そして、同時にエコノミーで社会が発展するんだと思ったそうです。
エコノミ―をどうやって日本語に訳せば良いのだろうかと、
それ以来、悩み続けたそうです。
これはどう言った意味かと言うと、
“民”を救って世をつぐむ。
人々を助けて世の中を良くしよう。という意味です。
福澤諭吉が見た外国の生活がまさにこれだったのです。
それ以来、“経済”と言う言葉が、まさに長寿企業を表す言葉となったのです。
人を育て、世の中に貢献していく。
人や社会の困りごとを解決して、世の中を良くして。
それがいつしか、徐々に貨幣制度に重きが置かれ、
経済=マネーに置き換わってしまいました。
人を助け世の中を良くする。これが経済の中身です。
本質に準じることが、幸せに成功する原則です。
そして、行き過ぎた物は、振り子の原則と同じように必ず戻ります。
歴史がそれを教えてくれています。
揺れ戻しが、もう始まっている気がします。
原則に則って考え、生きる時代に入ったのかも知れません。
日本の素晴らしさ
人間には知的欲求というものがあります。
新しい知識を得ることによって得られる快感です。
誰しもが知的欲求というものを持っていて、もっと良い方法がないかな、
新しい情報がないかな、何か新しい物を知りたいという欲求があるのです。
そして、学んだことを自動的に出力する機能があると言われています。
たとえば日本語でも英語でも。。。
一度、身につくといちいちどのようにしたら良いのか考えません。
体が自動的に反応していきます。
このように人間は、新しいこと学習して、身につけて、次の学習へ意識を向けていく。
この習慣が出来上がると、次はこれ、次はこれと、どんどん良いものにしていきます。
人間の知的欲求というものは、その人間の本質部分を作っていく訳です。
そして、これらの集合体が会社となります。
200年以上の歴史を持つ老舗企業は、世界41か国で5586社。
そのうち日本は3146社(全体の56%)次はドイツの837社。
だから、日本人の創造を形にしていく、知的欲求はダントツの1位なのです。
別の調査ですが、日本には創業1000年以上の企業が7社。
500年以上が32社。100年以上が5万社以上といわれています。
ところで、なぜ日本にはこれほど老舗企業が多いのでしょうか。
大きな要素は、日本は大陸離れた島国のため、他国の支配を受けることがなかったこと。次に、日本人の勤勉性があげられています。
仕事に手を抜かず、一途に打ち込む国民性です。
そして、社風・ブランド・商品・社員を育て、
それらをいい状態で次の世代に渡すことが美徳とされてきました。
長寿企業に共通しているのは、『家訓』や『理念』がしっかりと受け継がれていること。そして、後継者を育てることを大事にしてきたことです。
だからこそ、何代も続くことができたのです。
それに反して、多くの会社が短命で終わっています。
これらを分析すると、
やはり『確固たる理念がなかった』というところに行き着きます。
私達個人も、理念や志の有無によって、幸せが左右される時代に入ったようです。
その現実が貧富の格差となって姿を現しています。
経済には3つの流れがある
最初は、新しいモノを創造する職人の時代だ。
次は、創造したモノを普及する商人の時代だ。
最後は、普及したモノを管理する役人の時代だ。
職人から商人、役人への移り変わりは、
過去の延長で成長する時代だ。
一方、役人から職人への移り変わりは、
過去からの延長を断ち、新しい道を模索する時代だ。
この3つの流れで一つの時代が終わる。
だから、歴史は繰り返されるのだ。
過去を経験した人がいなくなるからね。
いま、時代はひとつの周期を終えようとしている。
これからは、大きく変わる大変な時代だ。
でも。この波に合わせていけば大丈夫。
わざわざ変化の波に逆らって、生きることを難しくする必要はないよ。
なぜなら自分の体が、進む方向や良し悪しを教えてくれているから。
歩いていたり、乗り物に乗っていたり、何かを読んだり見たりした時に、
これまでの迷いが解決できそうな、思いがけないことが浮かんだり、
言葉が頭から降りてくる時があるでしょ。
それが、体が教えてくれていると言うこと。
自分の体に素直になること。信頼できる人の話を素直に聞くこと。
日々、これに向き合っていく。
それが成功の、幸せの、源泉になっている。
多くの人はそこに気がつかないが、成功している人、幸せになっている人は、
必ず、これに気がついている。
メモをしている。そして、メモを繰り返し見ている。
そこに気がつこうと、気がつかないに関わらず、人はみな努力をする。
努力が必要なら、有意義でワクワクする努力が良いと思わない?
自分に素直になって目の前の課題を超えていく。
それがどんな時代でも自分を幸せにする方法だよ。